冬への備え 万全に JR西、ラッセル車整備

 冬の積雪に備え、線路上の雪をかき分けるラッセル車の整備が2日、鳥取県米子市目久美町のJR西日本後藤総合車両所運用検修センターであった。6日から順次、山陰線と因美線、伯備線で試運転を行う。

 JR西山陰支社管内を中心に出動するラッセル車は、全長約27メートル、高さ約4メートルで、重量が約56トン。ラッセル翼の角度を変えることで単線と複線両方を除雪できる。

 この日の点検では、作業員3人が車体をハンマーで軽くたたいてボルトの緩みの有無や、レール上を除雪する装置が正常に作動するかを入念に確認。同センター車両管理係の武良龍太郎さん(32)は「山陰の冬を守り、安全・安定輸送ができるよう連携していく」と話した。

 ラッセル車は鳥取に2両、米子に1両を配備。レールの高さを超える積雪が予想される場合に出動する。22年度の運転期間は22年12月18日~23年1月30日の間で、そのうち出動したのは7日だった。

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