秋満ちる ドウダンツツジ見頃、豊岡・但東の安国寺

 兵庫県豊岡市但東町相田の安国寺で、樹齢約160年のドウダンツツジの紅葉が見頃を迎えている。あかね色に染まった枝葉が、秋の深まりを告げている。一般公開は22日まで。

 本堂の裏庭にあるドウダンツツジは、寺の名勝として知られ、紅葉の時季になると多くの見物客でにぎわう。一般公開は6日から始まり、14日も京阪神を中心に北九州や香川などからの団体客がひっきりなしに訪れ、カメラやスマートフォンのシャッターを切っていた。

 今年は趣向を凝らし、本堂の畳4枚をはがして特殊加工した合板をはめた。紅葉が床面に反射し、水面に浮かぶような趣深い情景を醸し出している。同県播磨町から妻と訪れた会社員、小田高史さん(71)は「床に映り込む姿がきれい。額縁に飾られた絵を見ているようだ」と満足しきりだった。

 一般公開は、平日のみで午前8時~午後5時(入場は同4時半まで)。拝観料は500円。

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