県内陸上養殖本格化から10年 安定供給、知名度高まる 餌・燃料高騰対策に課題

  • 三光のリサイクル工場に設置されたキジハタ養殖用の水槽=13日、境港市潮見町

 ヒラメやキジハタなどの陸上養殖が鳥取県内で本格化して今年で10年。水産物の漁獲量が気候変動などに左右される中、いつでも安定供給できる養殖業に注目が集まっている。今ではマサバやトラフグなど魚種が広がり、ブランド化により知名度や市場の評価が高まる一方で、事業者は餌代や燃料代の高騰などの悩みも抱える。

 県内では東日本大震災後、ギンザケ養殖が始まったことで養殖事業が活性化。県内に養殖に適した内湾が少ないことなどから井戸海水での陸上養殖の検討が始まり、県の試掘調査などを経て13年から各地で陸上養殖が始まった。

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