第29回西日本雪合戦大会(若桜町など主催)が4日、同町若桜のふれあい広場で5年ぶりに開かれた。島根県や鳥取市などの17チーム144人が白熱した戦いを繰り広げた。
20年以上続く町の恒例イベントだが、近年は雪不足や新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた。今年も雪不足が心配されたが、会場に5センチほど残っていた雪をかき集めて対戦コート2面に踏み固め、必要な雪玉を確保して開催にこぎ着けた。
全国大会の出場権を懸けたAリーグなど4部門で対戦し、いずれも1チーム5~7人、相手陣地内の旗を取るか玉に当たらなかった人数が多い方が勝者となる。参加者は、玉よけの壁に隠れている敵を山なりの投球で狙ったり、劣勢になると逆転を狙って旗を奪いに敵陣に突っ込んだり、状況に応じた戦術を披露し、観客を沸かせた。
毎回、草野球チームの仲間と参加している倉吉市越殿町の会社員、石田悠さん(25)は「この日を楽しみにしていた。賞金を目指して頑張ります」と意気込んでいた。
各部の優勝は次の通り。
Aリーグ=Y’zHFC(鳥取市)▽Eリーグ=TEAMイシダ(倉吉市)▽レディース=TEAMイシダ雪華(倉吉市)▽ジュニア=Bravo―NaB(鳥取市)