生きづらさ理由考えて 東京・歌舞伎町の夜回り相談員が講演

 東京・新宿歌舞伎町の夜回り相談員が10日、鳥取市人権交流プラザで講演した。売春相手を探す「立ちんぼ」と呼ばれる女性の金銭トラブルなどの問題を引き合いに社会のありようを問題提起した。

 社会福祉士の資格を持つ一般社団法人コットンマム代表の渡辺美代子さん(56)が講師を務め「歌舞伎町は生きづらさを抱えた人のるつぼ」と解説。その人たちがそこにいる理由を考えることは犯罪を減らす「第一歩」になると訴えた。

 人権と福祉のまちづくり講座として開催。定年退職を機に社会福祉士を目指す人などが耳を傾けた。渡辺さんは「歌舞伎町は地方の子が多い。知らない土地の出来事ではない」と話していた。

(深田巧)

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