折り鶴づくり にぎやかに 夢現の風 拠点施設を改名

 にぎわいづくりなどに取り組んでいる琴浦町の任意団体「夢現(むげん)の風」(沢泰治郎会長)が、折り鶴づくりのプロジェクトを進めている。合わせて、1日には活動拠点の地域交流ステーション「きないや」(同町八橋)を「おりづるハウスきないや」に改名。施設からは折り鶴を作る参加者のにぎやかな笑い声が響いている。

 同施設は元青果店を改装した建物で、毎週水曜に高齢者を中心に地域の人が集まり、手芸をしたりコーヒーを味わったりしている。野菜や果物のマルシェも開かれており、参加者からは「車の運転をしなくても買い物ができる」と好評だ。

 集まった人たちは折り鶴を作り、糸を通して千羽鶴にしていく。千羽鶴は、とっとり県民活動活性化センター「てとり」を通じて、昨年5月に広島市で開催された先進7カ国(G7)首脳会議の会場にも届けられた。

 参加者の一人、足立富子さん(78)は「ここに来るのが大好き。願いを込めて(折り鶴を)1羽ずつ折っている」と笑う。沢会長は「みんなの健康と幸せを願う折り鶴。窓いっぱいに飾りたい」と窓際にずらりと並ぶ折り鶴を見て目を細めた。

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