県産フルーツの6次産業化に取り組む鳥取大の学生団体「結梨(ゆいりん)」が梨の葉を使ったドーナツなどスイーツの商品化に挑戦している。耕作放棄地で実をつけなくなった梨の木に茂る葉を有効活用する取り組みで、13日には大学構内で試食会を開く。本年度中に商品化し、鳥取砂丘周辺の土産物店や道の駅での販売を目指しており「鳥取のPRにつなげる」と意気込む。
結梨は2022年に、鳥大農学部の学生によって創設された。現在は「鳥取の果樹栽培に挑戦したい」と集まった農学部と地域学部の2、3年生27人で活動。農家により多くの利益が還元されるよう、本来廃棄されるような傷のついた梨や、柿などの加工品をイベントに出店して販売する活動にも取り組む。