春の行楽シーズンを前に、鳥取市の鳥取砂丘などで14日、一斉清掃が行われた。地元企業など79団体から約2800人のボランティアが集まり、砂に埋もれたごみを拾い集めた。
鳥取砂丘の自然と景観を守るため、周辺の観光事業者が中心となって1980年から毎年春と秋の2回行っている。ごみは減少傾向にあるが、毎回1トン近いごみが集まっている。
参加者は、千代川河口から岩戸海岸までの東西約7キロを約1時間かけて清掃。強い日差しの下、砂丘を歩き回って漁具の破片や空き缶などを拾い集めた。
家族で参加した鳥取市宮長の秋田奈花さん(7)=美保南小2年=は「ごみは捨てないで持ち帰ってほしい」と話し、汗を拭った。