ふるさとの日常など描く 日南で三上さんイラスト展

 日南町茶屋出身の三上成彦さん(78)=埼玉県久喜市在住=のイラスト展が同町霞の日南町美術館で開かれている。幼き日を過ごしたふるさとの日常を描いた作品や、自作の鬼のキャラクターに自分なりの戒めの言葉などを添えたユーモラスなイラストが来場者を楽しませている。12日まで。

 日野産業高卒業後、警視庁に入庁。得意なイラストで職員の倫理教養資料などを手がけ、職員美術展でも入賞を重ねてきた。退職後は、警視庁が発行する統計書「少年非行の傾向」の表紙イラストを20年間にわたり描いている。

 今展には「幼き日の思い出」シリーズなど計76点を展示。旧山上小学校の長い廊下を雑巾がけする児童や、学校でのBCGワクチン接種の様子など、昭和30年代の日南町の子どもたちの暮らしが生き生きと描かれている。

 三上さんは「昔を思い出しながら楽しんで見てもらえたら」と話した。会期中は鬼のイラストの塗り絵やでんでん太鼓作りも実施している。

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