特殊詐欺阻止のコンビニを表彰 郡家署

 郡家署は、電子マネーを購入しようとした客に声をかけて特殊詐欺被害を阻止したとして、ローソン・ポプラ八頭西御門店に感謝状を贈った。

 同署によると4月17日、八頭町内の同店を訪れた60代の女性客が高額の電子マネーカードを購入しようとしたため、店員は利用目的を尋ねた。女性が「パソコンが動かなくなった。画面に表示されたサポートセンターに電話すると『修理費用が必要』と言われた」などと答えたため、サポート詐欺の手口だと気付き、警察に連絡した。

 同店を含む6店舗のコンビニを経営する瀬戸商店(若桜町若桜)では月に1度、店長会で特殊詐欺の手口を勉強し、過去にも複数の詐欺被害を防いだ。

 豊田一雄署長から感謝状を受け取った同店の瀬戸鉄平マネジャーは「高齢者が多い地域なので今後も積極的に声かけをしていきたい」と話した。

 昨年、県警に届け出があったサポート詐欺被害は合計10件、被害額約150万円。相談は多く寄せられており、実際の被害状況は明らかになっていない。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事