厚生労働省が発表した2023年の人口動態統計(概数)で、鳥取県は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」が1・44(前年確定数1・60)となった。全国平均1・20(同1・26)を上回ったものの、前回の3位から9位に転落した。県内の生まれた赤ちゃんの数(出生数)は3263人で、前年から13%減らした。「合計特殊出生率」と「出生数」の減少幅は、いずれも全国ワーストだった。県は今後、専門家らとデータや状況を分析し、効果的な施策展開につなげる。
出生率のトップは沖縄の1・60で、九州地方を中心に西日本の県が上位の多くを占めた。中国地方は島根県が1・46で全国6位。次いで鳥取9位、山口10位、広島18位、岡山20位となった。