鳥取県境港市の夏を彩る「第79回みなと祭」(実行委員会主催)が21日、水木しげるロード周辺で開かれた。市民参加の多彩なイベントが展開され、港町は活気に包まれた。
祭りは、大港神社(同市栄町)での「大漁祈願祭」で幕を開け、約40人の漁業、商工関係者らが豊漁や海上安全を祈った。水木ロード近くのお祭り広場であった開会式で、実行委会長の伊達憲太郎市長は「境港はコロナに負けず、港町らしいにぎわいを取り戻している。来年の80回の祭りに向け、皆さんと共に盛り上げたい」と呼びかけた。
同広場では、子どもたちがゴーカートや縁日などを満喫。特設ステージでは郷土芸能やダンス、浴衣ファッションショー、ライブなどを繰り広げ、観客を楽しませた。
夜は境水道で約千発の花火が打ち上げられ、見物客らは島根半島に反響する迫力あるさく裂音とともに、夜空を焦がす大輪に酔いしれた。