郷土ゆかりの力士を住民らに応援してもらおうと、大相撲秋場所開幕前日の7日、大関琴桜関(26)=佐渡ケ嶽部屋=と十両伯桜鵬関(21)=伊勢ケ浜部屋=の地元後援会が、倉吉市の成徳地区にのぼり旗を寄贈した。地区内に掲げられ、倉吉の地から両力士にエールを送る。
琴桜関の祖父、第53代横綱の先代琴桜と伯桜鵬関は、いずれも倉吉市成徳地区出身。のぼり旗の寄贈は、同地区から申し出があり、初めて実現した。
この日、同市明治町の打吹回廊で贈呈式があり、両後援会の会長を務める広田一恭倉吉市長が、寺谷康之成徳地区自治公民館協議会長に両力士のしこ名が入ったのぼりを24本ずつ、計48本贈った。
広田市長は「琴桜関の幕内初優勝と、伯桜鵬関の再入幕を願って、しっかり応援しよう」と呼びかけ、寺谷会長は「応援すると自分たちも元気になる。しっかり声援を送る」と応じた。
のぼり旗は場所中、成徳コミュニティセンターなど地区内各地に設置される。