地域での暮らしを体感できる滞在型インターンシップが、三朝町内で行われている。参加者は9日から13日までの5日間、三朝温泉街の旅館に宿泊しながら働き、三朝町で生活するイメージを膨らませている。
旅館への就職に興味を持ってもらおうと、三朝温泉旅館協同組合が「とっとりインターンシップ」の一環として実施。県内外の大学生5人が参加している。
初日の9日は三徳山や温泉街などの観光名所を見学したほか、町職員や地域おこし協力隊と交流。2日目の10日は旅館「有楽」(同町三朝)での研修に臨み、担当者から助言をもらいながらフロント対応や配膳補助、客室清掃などに汗を流した。
温泉好きという鳥取環境大1年の分校(ぶんこ)雅さん(18)=兵庫県尼崎市出身=は「これまで気にしていなかったが、実際に働いたことで旅館の皆さんがお客さまのために細部まで気配りしていることに気付けた。地元だけでなく鳥取での就職も考えたい」と話した。