中秋(旧暦の8月15日)にあたる17日、鳥取市役所7階の展望ロビーで夜空に浮かぶ「中秋の名月」を見る夜間観察会が開かれた。参加者は黄金色に染まる月を望遠鏡などで眺め、秋の到来を感じた。
同市佐治町高山の公開天文台「さじアストロパーク」の出前観察会で、親子連れなど約30人が参加した。同天文台学芸員の宮本敦主任が月の満ち欠けの仕組みについて説明した後、参加者は用意された4台の天体望遠鏡で月を観察した。
宮本主任によると、今年は月の近くに土星が見られるのが特徴という。参加者は望遠鏡をのぞいて月と土星をじっくりと観察し、歓声を上げた。
河原第一小5年の福安ベンジャミン仁君(10)は「土星の方が大きいのに、月よりも小さく見えてびっくりした」と話した。