「百日ぜき」県内で急増 統計開始以来最多 県が注意呼びかけ

 激しいせきを伴う「百日ぜき」が、鳥取県内で7月以降急増している。患者の報告件数は132件(10日時点)に上っており、既に2018年の統計開始以来最多となっている。今後も引き続き患者数が増える可能性もあることから、県は注意を呼びかけている。

 百日ぜきは、百日ぜき菌の飛沫(ひまつ)感染や接触感染によって発症する急性の呼吸器感染症。7~10日間程度の潜伏期後に風邪の症状が現れ、次第にせきの回数や程度が激しくなる。回復までに2~3カ月かかることもある。激しくせき込むために乳幼児では呼吸ができなくなり、全身のけいれんなどの恐れがあるほか、窒息や肺炎などの合併症が致命的となる危険性が高く注意が必要とされる。

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