伯耆町須村の植田正治写真美術館で同館友の会(北野正会長、70人)の写真展が開かれている。技量豊かな会員の力作が並ぶ。30日まで。
昨年の全3回の例会を通して選んだ年度賞作品8点を含む、会員34人の作品計58点が展示されている。
年度賞最高位の金賞に輝いた武本宏文さん(米子市)の「眼差(まなざ)し」は、金網のおりを通してサルの表情をアップで捉えた迫力のあるモノクロ作品。佳作となった長谷川利子さん(日野町)の「秋彩」は、本や帽子などを使い、秋の気配を2枚組みで演出した。このほか会場には街角や風景、行事など多彩なテーマで捉えた作品が並ぶ。
事務局の内田智恵子さんは「美術館の活動を応援しながら、例会や撮影会などを通して作品作りに励む会員の秀作を見てほしい」と話した。