「失敗は成長のための第一歩」 飛び込みの三上選手が講演 八頭・船岡小

 八頭町坂田の船岡小で29日、東京、パリ両五輪に女子板飛び込みの日本代表で出場した三上紗也可さん(23)=米子市出身=が講演し、児童らに失敗を恐れずに挑戦することの大切さを訴えた。

 

 三上さんは講演で、小学生の時に全国大会で最下位になったり、たくさんのけがをしたりしながらも競技を続けられた理由を、目標や達成するための方向性を決めたことが影響していると振り返った。児童らに向けて「結果を残すことよりも、そこに向かって努力することが1番大切」と強調し、「失敗は成長のための第一歩。どんなことも楽しんで」と呼びかけた。

 講演は、日本や世界で活躍する人物の生き方や考え方を学ぶ、同小の「輝プロジェクト」の一環で、三上さんとコーチの安田千万樹さん(54)を招いて開催した。全校児童約130人が、経験を基に語りかける三上さんの話に熱心に聞き入り、積極的に質問していた。6年の福田心桜さん(11)は「小さなことでも始めてみることや、あきらめずに続けることが大事だと分かった。これからの生活に生かしていきたい」と話した。
 

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