国土交通省中国地方整備局が1~9日に管内で実施した調査で、鳥取県内の冬用タイヤの平均装着率は49・2%にとどまっていたことが分かった。週末にかけて雪の恐れもあり、同局は交換を急ぐよう呼びかける。鳥取市内のタイヤショップでも空模様をうかがいながらタイヤ交換に訪れる人が相次ぎ、駆け込み交換の作業に追われている。
県東・中部の幹線道路や道の駅など6カ所で調べた計1157台のうち、冬用タイヤを装着していたのは570台で、各地点の装着率は42・6~54・1%にとどまる。同局道路管理課は、積雪が多い県内で装着率が半数前後だったことに危機感を示し「命に関わる問題。スリップで道路が不通になることもあり、早めに交換を」と注意を促し、「できる限りチェーンの携行もお願いしたい」と念を押す。