中国の生徒来訪文化披露し交流 姉妹提携で湯梨浜学園

 中国・連雲港市の和安中学校の生徒らが6日、湯梨浜町田畑の湯梨浜学園(岩田直樹校長)を訪問した。2019年に結んだ姉妹提携に伴う交流事業で初めての実施。生徒らは両国の文化披露などを通じて交流を深めた。

 姉妹提携は同学園の坂根徹理事長が中国を訪れて結んでいたが、新型コロナの影響を受けて交流事業は延期となっていた。生徒7人と保護者・学校関係者11人の計18人が来訪した。

 生徒らは授業風景や校内の見学、座学で日本の教育システムの現状と課題などの説明を聞いた。歓迎会では同学園の書道部によるパフォーマンスや合唱が披露され、竹刀で新聞紙を切る体験では真っすぐに切るこつなどを教わった。和安中からは生徒のピアノ演奏に合わせた書道が披露され、中国の民族楽器「二胡(にこ)」の演奏もステージに花を添えた。

 和安中2年の王兢さん(14)は「先生が丁寧に授業し、生徒との距離も近いように感じた。学校の雰囲気も自由で生徒の笑顔がとても印象的だった」と話した。岩田校長は「論語で『文を以て友と会し、友を以て仁を輔(たす)く』とあるように、今回の交流会を契機に両校の生徒が末永く互いに高め合える存在でいられることを願う」と期待した。

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