築100年超の工場の屋根一部破損 大雪原因か、鳥取市の楠城屋商店

 鳥取市内でしょうゆ作りなどを手がけている創業120年の老舗、楠城屋商店(同市立川町4丁目)で25日朝、築100年を超える工場の屋根の一部が破損しているのが見つかった。21日からの大雪で屋根に積もった雪の重さが原因とみられる。

 同社の浜崎昭匡社長によると、25日朝に出社した従業員が工場内のしょうゆの瓶を洗うスペースの上部で屋根を支える桁が破損し、一部のはりが落下しているのを見つけた。22~24日は工場が休みだったため、けが人はいなかった。降り続いた重く湿った雪が屋根に積もり、24日ごろには重さに耐えかねて桁などが折れていたと推測する。

 工場は100年以上前の建物で、寺を修復する専門の業者に依頼して屋根の状態を点検してもらうなど、詳しい被害状況を調べることにしている。

 浜崎社長は昔ながらの造りで丈夫だった屋根が耐えかねるほど重たい雪だったことに驚き、「長らく雪に耐えてきたことでダメージが蓄積していたのだろう。下に人がいなくてよかった」と話した。

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