鳥取県中部1市4町が初めて合同で企画した移住イベント「鳥取県の真ん中の魅力を発見しよう!」が、東京都千代田区の東京交通会館で開かれた。各市町の担当者らによるコアな地域情報の紹介やオリジナル旅行の行程作りなど多彩なプログラムが用意され、参加者は楽しみながら県中部の魅力に触れた。
イベントでは、移住相談員らがスライドやクイズを使い、知られざるまちの良さをPR。参加者は移住に向けて自己理解を促す価値観ゲームに取り組んだほか、相談員の話や観光パンフレットなどを参考にして中部地区を旅する3日間の「妄想旅のしおり」作りに挑戦した。
しおりには、宿泊場所や食べたいもの、会ってみたい人などを書き込み、完成した理想の旅プランをそれぞれが発表した。参加者からは「遊び企画を通して、とても話しやすい雰囲気で良かった」「皆さんの地元愛を感じた。良い土地なんだろうなと思った」などと好評だった。
担当者は「実際に移住すると、住む場所と働く場所が異なることもある。わが町だけでなく、ほかの地域の魅力も伝えられるようになるための一歩を踏み出せた」と手応えを語った。
イベントは、県中部への移住者や関係人口の増加と広域連携の強化を目的に開催。関東圏に住む20~50代の9人が参加した。