企業版ふるさと納税を活用し、鳥取市と鳥取県にこれまで計7千万円を寄付した大阪市の不動産会社「BRAVE」(山部和孝社長)に、公益のために寄付した個人などに授与される紺綬褒章が贈られた。山部社長が市役所と県庁を訪れ、褒章を受け取った。
鳥取市役所で行われた伝達式には、山部社長ら4人が出席した。同市出身の山部社長は2021年度から企業版ふるさと納税で市に寄付しており、寄付額は計6千万円。県には23年度に1千万円を寄付した。
鳥取市からは感謝状が贈呈された。寄付金の対象は放課後児童対策事業で、市内にある放課後児童クラブ78施設の運営に使われる。
深沢義彦市長は「将来を担う子どもたちが大きく羽ばたくための環境づくりに使わせてもらう」と謝辞を述べた。山部社長は「鳥取市への恩返し。未来を担う子どもたちに使ってほしい」と話した。