認知症などの人が楽しく買い物 倉吉で「スローショッピング」

 専用レジを設けて認知症などの人に買い物を楽しんでもらう「スローショッピング」と、買い物の感想などを話し合う本人ミーティングが15日、倉吉市清谷町2丁目のファミリーマート倉吉清谷店であった。県中部から4人が参加し、気になる商品を手に取るなどして品定めし、買い物を楽しんだ。

 参加者はそれぞれ、自分用や家族用にスイーツやつまみなどを買い物かごに入れてスローショッピング専用レジでゆっくりと会計を済ませ、買い物袋を受け取ると満足そうな表情を見せた。ショッピング後は関係者を交えた本人ミーティングがあり、「値段の表示が見やすくて良い」「店員が財布を確認してくれて良かった」などと好評だった。

 同社の片山仁鳥取営業所長は「認知症の進行を遅らせることに役立つなら、今後も実施したい」と、導入に前向きな姿勢を示した。

 ファミリーマートでのスローショッピングは県と同社の包括連携協定に基づき、昨年7月に続いて2回目の実施となった。

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