万博で「砂同盟」結成 県がヨルダン館と協力へ

 大阪・関西万博に出展中の鳥取県は17日、海外パビリオンのヨルダン館と「サンドアライアンス(砂同盟)」を結成すると発表した。23日に現地で調印式を開く。ヨルダン館の赤い砂を敷き詰めた展示が鳥取砂丘の砂を敷いた関西パビリオン鳥取県ゾーンと共通していると話題になり、提携が実現した。平井伸治知事は会見で「砂で砂(つな)がることになった」と、新たな縁をもたらした万博の成果を強調した。

 ヨルダン館の展示室には、映画「スターウオーズ」の撮影ロケ地としても知られる砂漠地帯の保護区「ワディ・ラム」の赤い砂約22トンが敷かれている。ネットニュースなどで「(会場には)鳥取砂丘の砂もあるので比べてみるのもいい」などと話題となった。

 話題に乗じてPRしようと県側が協力を打診し、ヨルダン館が快諾した。両施設を訪れるためのスタンプラリーなどの仕組みや、互いの砂の違いを紹介する企画などの実施に向けて調整する。

 平井知事は「万博は友好交流の祭典で今後の連携軸を形成するチャンスにもなる」と述べた。

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