鳥取県は1日、クールビズの開始に合わせ、若手職員が発案した新たな職員向け服装基準ガイドの試験運用を始めた。年間を通じて軽装での勤務を可能とし、気候に合わせた服装で作業効率を高める。
若者や女性が働きやすい職場づくりを目指して発足した「働き方改革緊急チーム」が、各部局の職員らと協議を重ねて発案した。
服装基準ガイドは仕事内容に応じて、式典への出席などの正装▽外部の目に触れる会議や行事▽執務室内での勤務-の3段階でドレスコードを設定。正装時はジャケットや革靴を必須とし、外部の人の目に触れない執務室での勤務時はフリースや開襟シャツの着用も可能など、それぞれの目安を明記した。
若手職員主体の部署「とっとり未来創造タスクフォース」でも同日、カジュアルな軽装での勤務を開始。川口峻平主事(29)は「近年は夏以外も暑い日が多い。軽装で仕事の効率が上がり、県民にも親近感を持ってもらえる雰囲気になれば」と話した。
県庁は昨年に続き「ハートホット・クールビズ」と銘打ち、10月31日までの間、軽装化や午後6時以降の消灯、冷房温度の適正化などの節電対策を実施する。