秋田市で2日、風力発電の風車のブレード(羽根)が落下する事故が起きた。鳥取県内でも2004~07年の間に建設が進められた大規模風車も建設から20年近くが経過し、各事業者は国の法令に基づいて補修・点検して安全な運用に腐心する。国は風車の安全対策を検討する方針を示しているが、県内では風車の安全対策に自治体が関わる仕組みを求める意見もある。
秋田市の事故は2日、民間が設置した風車の羽根3枚のうち1枚が折れて落下。風車の近くで男性が意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。これを受けて、鳥取県は同日、県内の風力発電の風車を管理する各事業者に緊急で点検を依頼。いずれも問題ないとの回答を得ている。