【東京ウオッチ】身体を使って楽しむ、豊かな未来への実験場―虎ノ門のギャラリーで「デザインあ展neo」

いまのTokyoをつかむイベント情報(24日~6月1日)

  •  デザインスタジオYOYの作品「るてす」は、重力に逆らって天井のゴミ箱へポリ袋を捨てる試み=東京・虎ノ門(提供写真)
  •  パーフェクトロン「学童イスのゆめ」。学校の椅子をいろんな形にデザインした=東京・虎ノ門(提供写真)
  •  井上晋太郎「That Woman:Pink 5」「That Woman:Yellow 3」(いずれも、2025 Acrylic on canvas 803×652mm)(提供写真)
  •  三島喜美代「Box Banana 15」(2015 陶にシルクスクリーン印刷、手彩色 55×45×30.5cm (C)Estate of Kimiyo Mishima,courtesy of MEM,Tokyo)(提供写真)
  •  渋谷のカジュアルスイーツ店で販売されている「シュークルーラー」(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【24日(土)】

 ▽「デザインあ展neo」(~9月23日、港区・TOKYO NODE GALLERY A/B/C)

 日常的なモノをデザインの観点から見つめるNHK・Eテレ番組「デザインあneo」のコンセプトをインスタレーションや体験型作品にした展覧会が、虎ノ門で開催されている。総合ディレクターをグラフィックデザイナーの佐藤卓さんが務め、子どもも大人も五感を使って楽しめる内容だ。

 テーマは動詞。一線のクリエーターたちが「あるく」「たべる」「もつ」といった行為を連想して創作した新作を中心に、全35点を展開する。「モノとその先のコトの間には必ず動詞(行為)があり、そこで“すわりごこち”“着ごこち”など、人間のさまざまな感覚が引き出される。デザインで大切なことは、人やモノの間を適切につなぐこと」と佐藤さんは話す。

 「学童イスのゆめ」は小学校の教室で使う椅子を、機能や特性の異なるイスに作り変えた作品。ベンチ、ビーチチェア、社長が座るようなイスが並び、学校にあるモノも目的・用途に応じて形態や意味を変えていくことに気づかせる。

 つぼを壊して組み立て直す立体パズル「こわすとな...

残り 1665 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事