迫る号砲 2025参院選 鳥取・島根選挙区(下)戦略構築に苦悩 組織力の差どう補う 野党共闘望めず独自策

 自公政権の強力な地方組織にあらがうため、何度か試みられてきた野党による候補の一本化「野党共闘」は今回の参院選では見送られそうだ。与党の盤石な選挙基盤を相手にどう戦うか。野党各党は党員の高齢化や人員不足などの課題を抱えながら、迫る選挙戦に向け戦略の構築を急いでいる。

 共産党島根県委員会常任委員で党公認の新人として立候補を予定する亀谷優子氏(39)は、これまで島根県大田市議を2期務め、衆院選で島根2区に立候補するなど島根を中心に活動してきた。知名度の向上と施策の浸透を図るため、1月の立候補表明以降、鳥取、島根両県の大半の市町を回った。21日には鳥取市内で遊説し「自民党政治を終わらせる選挙にするためお力添えを」と訴えた。

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