アーティストや評論家、レコード会社スタッフやメディア関係者ら5000人超が投票に参加した国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」(MAJ)が、第1回の授賞式を京都市内で開催した。アメリカのグラミー賞を手本に、“音楽人”にとって優れた作品とは何か、世界に向けて発信しうる日本の音楽はどれかといった観点から、全62部門の受賞者を選出。主要6部門の中でも最も注目された最優秀アーティスト賞には「Mrs.GREEN APPLE」が選ばれ、最優秀楽曲賞は「Creepy Nuts」の「Bling―Bang―Bang―Born」が輝いた。
【(1)ミセスにひときわ大きな歓声】
5月22日、会場となったロームシアター京都にはレッドカーペットが敷かれ、メディアの取材に応じる「YOASOBI」や藤井風ら日本を代表するアーティストの姿を一目見ようと、周辺にはファンも集まった。ひときわ大きな歓声が上がったのは、この日、最優秀アーティスト賞に輝いた3人組ロックバンド「Mrs.GREEN APPLE」だ。
大森元貴のハイトーンボーカルが似合う華やかなメロディーに、緻密な構成の楽曲で若い世代を中...