倉吉スイカの本格出荷を前に、生産者やJA鳥取中央などでつくるPR隊が倉吉市内の事業所などを訪れ、販売促進キャンペーンを展開している。26日は同市上井町1丁目の新日本海新聞社中部本社を訪れ、倉吉が誇る独自ブランド「極実西瓜(すいか)」をはじめ、倉吉スイカをアピールした。
倉吉スイカは甘い食味と強いシャリ感が特徴で、市場評価が高い。特に、スイカの台木に接ぎ木をして厳選されたほ場で栽培される極実西瓜は、産地でも栽培技術の高い生産者のみが栽培できるトップブランド。今季は抑制スイカも含めて118戸が計110ヘクタールで栽培しており、販売目標は15億円を見込む。
JA倉吉西瓜選果場では昨年、品質査定能力を向上させるシステムに更新し、より正確に高品質なスイカの出荷が可能になった。また、今年からは現行品種よりも耐暑性と耐病性に優れた新品種も導入した。
倉吉西瓜生産部会の福井紀章副部会長は「よりおいしいスイカを楽しんでいただきたい」と購入を呼びかけた。