地域名湯、知識深めて 新温泉町が温泉検定

 地域に根付く温泉文化について深く知ってもらおうと新温泉町は、湯村、七釜、浜坂の町内3温泉の歴史や活用事例などに関する知識を問う「シン・温泉検定」を7月末に始める。合格者には町内の入浴施設での割引など特典があり、担当者は「町内の温泉について詳しくなってもらいたい」と受検を呼びかけている。

 検定では、各温泉の歴史や泉源のほか、観光への活用事例など30問(選択式)を出題。25問以上正解した合格者を「おんせん天国サポーター」に認定する。認定証を町内6カ所の日帰り入浴施設で提示すると、入浴料割引やオリジナルタオルのプレゼントなどの特典を受けられる。

 受検は、事前講座(約2時間)と試験(30分)で構成。対象は町内外の中学生以上で、講座の受講料も含め無料。初回は7月29日に浜坂多目的集会施設で、30日は同町湯の町民センターで開く。両日とも昼の部(午後2~5時)と夜の部(同6~9時)の2回。

 認定証の有効期限は受検日の翌年度末までだが、講座の再受講で延長できる。事前講座の講師を務める同町企画課おんせん天国室の谷口薫室長は「初級者レベルなので、講座を受ければ問題は簡単に解ける。検定が地域資源に誇りを感じてもらう機会になれば」と話している。

 受検申し込みは電話やメール、専用フォームから。問い合わせは電話0796(99)2615。

 同町は2018年から「おんせん天国」を掲げ、温泉活用を軸にした施策を展開。入浴施設の利用促進を目的に入浴券配布や健康プログラムの開発、PR冊子の制作などに取り組んできた。(井上雅大)

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