2020年4月15日

グッドヒルがマスク生産 ニット製造機を応用

 紳士服の製造、販売を手掛けるグッドヒル(鳥取市吉成2丁目、吉岡秀樹社長)がニット製造機を活用し、マスクの製造に乗り出した。伸縮性があり顔にフィットするほか、ポケット構造の内部に不織布のフィルターを入れることでより効果が期待される。吉岡社長は「当社の設備を活用することで、県民の安心安全に役立てばうれしい」と話す。

 同社は、アパレル業界初の無縫製ニットジャケットの製造、オーダーメード販売の開始に当たり、ホールガーメント編み機を導入。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、応用が利く同機を使ったマスク生産を検討、編成プログラムの自社開発を進めていた。

 完成したマスクは綿とポリエステルのニットで、立体的なデザインと伸縮性を生かして顔の形にぴったりフィットする。本体を繰り返し洗って使用できるほか、ポケット内部に入れる交換用の不織布フィルターも付いている。

 耳掛け部分を含む全てを同機で一体編成できるが、製造時間短縮のために耳掛け部分にはゴムを採用。当面は1日当たり約120枚程度を生産する。不織布フィルター30枚付きで1500円(税別)。グッドヒル直営店、エフワン各店で取り扱う。

 吉岡社長は「マスク不足が解消されない中、1セットで約1カ月の使用が可能なので、当面の安心につながれば」とマスク生産の意義を語る。(真田透)