迫力が魅力 小型艇導入 山陰松島遊覧 17日運航開始

 岩美町大谷の山陰松島遊覧は、時速60キロで運航可能な小型艇「AQUA(アクア)」を導入し、17日から運航を開始する。既存の航路と鳥取砂丘沖合を巡るルートに拡大し、新しいアクティビティーとして提供。これまで利用者層の中心だった高齢者層のほかに、若年層やインバウンド(訪日客)の取り込みを狙う。

 導入するのはリブボートと呼ばれる小型艇で、全長約7・5メートル、幅約2メートル、最大10人が乗員できる。機動性能が高く、海上保安庁などで警備や救護などに幅広く使用されているが、観光客向けに日本海側で運航されるのは初めてだという。

 メディア向けの試乗会が8日に行われ、8の字走行や最大速度60キロで約1キロを駆けるデモンストレーションで、通常の遊覧船とは異なる爽快感や魅力を披露した。

 9月末まで、毎日5便運航する予定で川口博樹社長は「手を伸ばせば水面に手が届くような迫力も特徴の一つ。浦富海岸の魅力をさまざまな形で楽しんでもらえたら」と話した。

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