2021年11月26日

3回目接種ワクチン選択不可の恐れ 平井知事が苦言

 新型コロナウイルスワクチン3回目接種で、米ファイザー製と米モデルナ製を混在して配分する国の方針について、鳥取県の平井伸治知事は25日、接種対象者が希望するワクチンを選択できない恐れがあるとして「政府は説明責任を果たすべきだ」と苦言を呈した。

 3回目接種は、2回目接種から8カ月が経過した人が対象。県内では12月と来年1月に医療従事者と一部の高齢者など2万6千人、同2、3月に高齢者を中心とした16万7千人が対象となる。

 問題となるのはモデルナ製も使用される2、3月分。国が通知した17万1450回の配分のうち、ファイザー製は9万3600回分にとどまる。高齢者の多くはこれまでファイザー製ワクチンを受けており、2~3月中に接種を希望する場合、4割強が異なるワクチンの交差接種を迫られる。

 平井知事は25日の会見で「ファイザー希望者が待たされるケースも想定される」と懸念を示し、接種がスムーズに実施できるよう国に働き掛ける考えを示した。(浜田匡史)