返礼品に旅館貸し切り 県内最高500万円寄付対象

 米子市は19日から、ふるさと納税の返礼品として、皆生温泉の小規模高級旅館「やど紫苑亭」(同市皆生温泉4丁目)を全館貸し切りできるプランの取り扱いを始めた。500万円の寄付が対象で、鳥取県内で最高額となる。

 やど紫苑亭は、1日10組限定の旅館として2021年3月にオープン。昨年12月、寄付額10万円を対象とした返礼品に宿泊割引券が追加された。

 今年4月、同旅館の返礼品に1人で300万円の寄付があり、市がニーズがあると判断して同旅館に新プランを打診。全館貸し切りは4~10月の期間限定で、1~4人の夕・朝食付きとなっている。これまでの最高寄付額は、大山ブランド会が提供するファミリーイナダ製造のマッサージチェアが返礼品の340万円だった。

 伊木隆司市長は「ふるさと納税の仕組みに利用のニーズを織り込み、コロナ後の宿泊需要に応えたい」と話した。

 市の2022年度のふるさと納税寄付額は13億7398万円で県内最多。ソーセージやハンバーグなどの加工品をはじめ、約660種類の豊富な返礼品が人気を集めた。(戸田大貴)

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