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稽古会で魅力アピール ベトナム発祥の武術「ボビナム」

2016年11月4日

 ベトナムで生まれた総合武術「ボビナム」の稽古会が、東成区玉津2丁目のフロイデ玉造スタジオで開かれた。日本ボビナム協会(本部・東京都文京区)の指導者を務める藤崎忠博さん(47)は「日本人の考えつかなかった技がある」とボビナムの特徴を挙げ、普及活動に力を入れている。

ボビナムを指導する藤崎さん(中央)

 日本ボビナム協会によると、ボビナムは1938年に始まった。フランスや米国などの諸外国に抑圧され続けたベトナムの歴史の中で「(人々を)武術によって心身共に励まし鍛える」ことが目的だった。現在は東南アジアをはじめ欧米、中東、オーストラリア、アフリカの世界45カ国に広がっている。

 ボビナムの技術はドン(突き)、ダッ(蹴り)、チェム(手刀)の当て身、投げ、関節技、受け身など多種多様。演武によって完成度や芸術点を競うほか、グローブや防具を着けたポイント制打撃戦がある。

 10月30日の稽古会に参加したアクション女優志望の金城真央さん(32)は「いい運動になるだけでなく自分の身を守る術にもなる」と説明。ボビナムの魅力について「体格よりも技ができる方が勝つ」と話した。

 日本ボビナム協会は2011年に設立。今年10月1日のアジアオリンピック評議会主催第5回アジアビーチゲームズで日本代表の貞松慶美選手が「竜虎の型」で銅メダルを獲得したばかり。同協会の小川宗一郎代表は「いろいろな人に体験してほしい。ボビナムをインターネットで検索してもらえれば」と呼び掛けている。