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悲運の武将にファンら思い 天王寺・安居神社で「幸村祭」

2017年5月6日

 大坂夏の陣(1615年)の「天王寺口の戦い」で戦死した武将・真田幸村の慰霊祭「幸村祭」が5日、最期の地となった大阪市天王寺区の安居神社(中島一熈宮司)で執り行われた。幸村ファンら多くの人々が続々と参拝し、石碑や座像に手を合わせて悲運の武将に思いをはせた。

真田幸村座像前で参列者に玉串を手渡す中島宮司(右)=5日午前、大阪市天王寺区の安居神社

 同神社が幸村を悼んで毎年手掛けている。この日は二十四節気の「立夏」に当たり、初夏の日差しの中、中島宮司による祝詞奏上やおはらいが行われた。氏子や関係者のほか、幸村の故郷である長野県上田市の関係者も参列し、座像前に玉串をささげた。

 同市から訪れた山内智晴さん(53)は「昨年は大河ドラマで一大ブームとなったが、はやり廃りに関係なく厳粛に執り行われていることが素晴らしい」と称賛。中島宮司は「祭を代々引き継いでいることが自分の誇り。今後も皆さんの協力を得ながら継続していきたい」と話した。

 境内には大阪城真田鉄砲隊(澤田平代表)の協力で甲冑(かっちゅう)や火縄銃が展示されたほか、隊員によって幸村が徳川家康を急襲する場面が再現され参拝者が興味津々に見学した。


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