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心の病やミスマッチ防ぎたい 就活生の悩み相談

2017年8月6日

 小型充填(じゅうてん)機メーカー「ナオミ」(大阪府箕面市)は、就職活動中の学生を支援する取り組みを京都市中京区の町家で開いている。子どもの不登校を経験した駒井亨衣社長が社会貢献活動の一環で企画。悩みを抱え込んで鬱(うつ)症状になったり、就職後に理想と現実の差に苦しむのを抑止していくのが狙いだ。

外部講師を招いた就活セミナーの様子

 駒井社長は、2人の子どもが不登校になった経験から、同様の悩みがある若者や親の役に立とうと、京都の町家を生かした拠点「学び舎(や) 傍楽(はたらく)」を2014年に開設。就職活動について話し合う機会などを設けてきた。

 これまでに外部講師を招いた就活セミナーなどを開いてきたほか、7、8月は内定が出ずに悩む学生らを対象にした相談会を展開している。

 恥ずかしさなどから周りに相談できず、独りで悩みを抱え込んで鬱症状になる学生がいるのを踏まえた。家でも学校でもない「第三の居場所」をつくって心の健康を整えてもらう。

 相談会は少人数で行い、テーマはその時に来た学生から出た相談事。駒井社長は、経営者の視点から面接で見ている点を伝えたり、入社後にミスマッチを軽減するための企業の見方を紹介している。

 駒井社長は「学生たちは、ちゃんと向き合って話を聞けば自ら答えを見つける力がある。ただ、気軽に相談できる場所がまだまだ少ないのが現状。気軽に来てほしい」と呼び掛けている。

 次回は29日。問い合わせは電話075(748)1273。