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なにわで党首ら激突 衆院選、大物弁士が続々

2017年10月15日

 衆院選は中盤戦を迎えた。衆院解散の9月下旬直後から、大阪府内でも実質的な論戦がスタート。公示前後にかけて各党の党首や大物弁士が続々応援に駆け付け、舌鋒鋭く実績を訴えたり、他党批判を繰り広げている。

党首の街頭演説に耳を傾ける大勢の聴衆=大阪市内

 論戦が始まった9月29日、公明党の山口那津男代表は大阪府守口市の街頭でアピールした。自公連立政権の実績を列挙するとともに、「実績のない政党、かつて政権を取ったが失敗した政党、そういう皆さんに政権を任せるわけにいかない」と力を込めた。

 公示直前の7日には、結党したばかりの立憲民主党の枝野幸男代表が大阪市入り。「歴代の自民政権が作ってきた集団的自衛権は行使をしないという解釈を勝手に変え、海外で戦争できるようにした。こんな安保法制をつくっておいて憲法の議論ができるわけがない」と批判。「右とか左とかでない、前へ皆さんと進みたい」と力説した。

 公示日の10日には、本丸の大阪市で日本維新の会の松井一郎代表が第一声。「大阪は全国一の教育環境を整え、私学まで高校を無償化しているのは大阪だけだ。全国でやりましょう」と語り、国会議員の優遇、厚遇について「生ぬるい」と、持論の身を切る改革の必要性を訴えた。

 同日夕には、JR大阪駅近くで共産党の志位和夫委員長が街頭演説。「政権を追い込む歴史的選挙だ。安倍暴走政治をこのまま続けさせていいのか」と呼び掛け、「世界に誇る憲法9条を守り抜き、平和憲法を生かした日本をつくろう」と熱を込めて主張した。

 注目区でもある10区の大阪府高槻市では12日、自民党の麻生太郎副総裁が「(野党は)政権を倒すと掛け声はいいが、その後をどうするか教えてもらえない。そんな無責任なことはない」と疑問視。「自公政権で経済指標はいい方向に動いてきた。求められているのは政権の安定」と力説した。

 選挙戦はこれから激しさを増す。今週末から週明けにかけても各党首クラスが相次いで来阪を予定。街頭演説会に臨み、支持を訴える。与野党は有権者への浸透に全力を傾注しており、無党派層の取り込みを狙い組織の引き締めと票固めを急いでいる。