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上品な浪速文化感じて 四条派の画家「西山親子」展

2017年11月14日

 幕末から明治の大坂で活躍した四条派の画家、西山芳園と完瑛親子の作品を紹介する展示会「なにわ風情を満喫しませう」が東大阪市御厨栄町4丁目の大阪商業大商業史博物館で開かれている。商家らが床の間で書画を飾るといった、浪速の文化の中で育まれた「上品な画風」を約50点の作品で伝えている。25日まで。入場無料。

大阪の文化の奥深さを伝える作品が並ぶ展示会

 近世から近代にかけて独自の文化を築いた大阪画壇の研究が英国などで進む中、国内では知名度が低い現状を受けて同館が企画。書画商から「大阪らしい上品な画家」と評される西山親子に焦点を当てた。

 会場では、写実性に富んだ美人画や細かな描写が目を引く大川の船遊びといった完瑛の作品をはじめ、雨中の稲穂に集まるスズメを臨場感たっぷりに描いた芳園の作品などが並ぶ。

 こうした作品は、町家の床の間の掛け物として、花や工芸品との調和の中で楽しめるように「奇抜さ」より「上品さ」を重視して描かれているという。

 同館担当者は「はんなりとした絵画表現から大阪の文化と画壇の奥深さを堪能してほしい」と呼び掛けている。