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私がアイドル探偵に!? 酒井藍、初主演映画公開

2018年3月4日

 吉本新喜劇史上初の女性座長、酒井藍(31)が初主演したよしもと新喜劇映画「女子高生探偵あいちゃん」が17日から、全国の映画館で順次公開される。撮影したのはちょうど1年前で、当時はまだ座長昇格の話などまったくなかったころ。“史上初の女座長がNMB48に扮(ふん)してアイドル探偵に!?”と、今日を予言したような映画キャッチコピーで、驚きで細い眼を見開いている。

いつも全力疾走の新喜劇女座長・酒井藍
本物のアイドルNMB48と共に歌い踊るあいちゃん役の酒井藍(後列右端)(C)吉本興業

 新喜劇映画の出演は3作目。今作は在阪アイドルグループNMB48と共演するだけでなく、大阪芸大出身の筧利夫(55)や京都市出身の田畑智子(37)ら関西をよく知る本格派俳優も加わったサスペンス仕立て。爆弾魔のNMB48公演爆破予告を、メンバーに紛れ込んだ酒井が、探偵で父親の川畑泰史と協力し犯人と爆弾のありかを捜す展開。

 振付師の烏川耕一や警備員の池乃めだか、NMB48センターに本物の谷川愛梨はじめメンバーの内木志、村瀬紗英らが出演。脇をすっちーや小藪千豊、諸見里大介ら新喜劇の座長級が固める強力布陣。見ていても最後まで犯人が分からず、ハラハラさせられる。

 酒井は「この後にカンテレのドラマ『大阪環状線』でホストにはまる主婦役をやらせてもらった。生でお客さんに見てもらう新喜劇と映像でのお芝居は全然違う。カメラの位置を確認し、ダメなら何回でも取り直し。特に筧さんと田畑さんは普段は冗談を言っているのに、“本番!!”の声が掛かりカチンコが鳴ると表情が一変。“俳優サンって、格好エェなぁ”と感心した」と夢見心地。

 高校2年生と亡き母親の2役を演じており、なかなかの芸達者ぶり。一番難渋したのは、ラストで映画主題歌にもなっている「青春のラップタイム」をNMB48と一緒に歌い踊るシーン。「烏川さんと2人で4日間ダンスの特訓を受けた。私、同じデブでも(渡辺)直美さんみたいな踊りのセンスはまったくない。本番ではNMBの子らにメチャメチャ助けられた。この映画で主人公は、過去のトラウマから“顔のきれいな子は心が汚い”と思い込んでいる設定。あの子らは思いやりもあって、ホンマもんのべっぴんさんでした」としみじみ。

 3月末からは撮影時に一緒だった小藪、川畑、すっちーの3座長と組んで初の新喜劇全国ツアーに出る。「今夏で座長になって丸1年。今も座員みんなにサポートしてもらっている。私の希望や提案は皆が尊重してくれありがたい。全国ツアーはお兄さんたちを全面的に頼って勉強させてもらいます」とワクワク。

 まだ後ろを振り返る余裕はなく全力疾走の日々だそうだが、将来の夢は「吉本新喜劇の思い出を皆さんに伺うと、必ず岡八郎さんと花紀京さん(昭和時期に活躍、いずれも故人)の名前が出る。何年後か分からへんけど、私も“昔、太ってオモロい女の子がおってなぁ”と言われたい」と真顔になった。