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大雨でダイヤに乱れ 運休相次ぎ混乱

2018年7月7日

 降り続く大雨で近畿地方は6日、鉄道の運休が相次ぎ交通網は大幅に乱れた。JR各駅では通勤途中の会社員や観光客らが、途方に暮れた様子で運休情報に見入り、タクシー乗り場には長蛇の列も。私鉄各社は雨の状況をみながら運行を調整し、午後に入ってから運転を見合わせる社もあり、帰宅手段の確保に影響した。

南海電鉄が運転見合わせのため、阪堺恵美須町駅のホームに列を作った大勢の乗客=6日午前11時10分ごろ、大阪市浪速区
運転見合わせする区間などを告げる貼り紙=6日午後0時20分ごろ、JR大阪駅

 JR大阪駅では改札前に列車の運休情報が張り出され、会社員の男性やキャリーバッグを引いた女性がぼうぜんと見つめていた。兵庫県芦屋市から普通列車で来た男性(69)は「快速列車が止まっているのでいつもより2時間早く家を出た。地震の時の経験が生きた」と話した。

 新幹線の運休で三ノ宮駅(神戸市)で大阪行きの在来線を待っていた奈良市の男性会社役員(59)は「安全性を考えれば仕方ない」と諦め顔だった。

 JR西日本は6日未明、新神戸、姫路、岡山の3駅で、乗客に新幹線車両を「列車ホテル」として開放、計約420人が利用した。京都線、神戸線の一部区間などでは始発から運転を見合わせた。

 出張で岡山県倉敷市に向かっていた横浜市の会社員辻隆史さん(24)は「朝から大事な商談が控えているのに」と不安そうだった。

 私鉄も一部を除いて、一部区間で運転を見合わせたり、全線で運休するなどダイヤが乱れた。

 通勤時間帯の阪急電鉄の神戸線神崎川駅は乗客でごった返し、2階のホームから駅入り口まで乗客が列。到着した普通列車はすし詰め状態だった。男性会社員(54)は「電車は諦め、徒歩に切り替える」と激しい雨の中、駅を後にした。

 高速道路も名神や新名神、中国道などの一部区間で通行止めが相次いだ。