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大学教授2人が収集 みんなの建築ミニチュア展

2018年7月11日

 500点を超える建築や都市のミニチュアを集めた「みんなの建築ミニチュア展」(実行委主催)が、大阪市北区の府立中之島図書館で開かれている。大阪府立大大学院の橋爪紳也教授と神戸大大学院の遠藤秀平教授が、国内外で土産物用に販売されたり、記念品として配布されたりしていた建築ミニチュアを収集した中から、厳選して展示している。8月30日までで入場無料。

準備を進める展示室でお気に入りの太陽の塔とエッフェル塔を手にする橋爪教授(右)と遠藤教授
イタリアの建築ミニチュアを集めたコーナー

 「高いケースはこっちの展示に使おう。こっちに持ってきて」。教授の指示で学生たちが展示を覆う高さの違う透明のケースを入れ替える。1日夕、同館2階のレンタルスペース1では、関係者が翌日から始まる同展の準備に追われていた。

 43カ国200地域以上から収集された500点を超える建築ミニチュアが国別や建物別などに分類され、それぞれに透明のケースをかぶせていく。

 イタリアのケースには、都市ミラノのスフォルツェスコ城や北部の町クレモナのクレモナ大聖堂など特徴ある建築物を設置。駅や教会、住居などのミニチュアを集めてジオラマの街のように並べた展示は、さまざまな国や都市、地域の特徴を楽しめる。

 フランス革命100年を記念し、1889年パリで開催された国際博覧会(万博)のためのモニュメント「エッフェル塔」はさまざまなミニチュアがあり、一群として展示。

 2025年大阪万博誘致に向けた特別展示では、1970年大阪万博で人気を集め、今年48年ぶりに内部公開された太陽の塔の多様なバージョンや、ほろ馬車を連想させる外観が人気を集めた「富士グループ・パビリオン」に加え、2010年上海万博の中国館なども仲間入りしている。

 また、図書館ライブラリーショップでは海洋堂の建築ミニチュアなどを販売する。

 橋爪教授は「(展示を見て)同じ場所に行った人には思い出を想起してもらい、行ってない人には行ってもらえれば」と話し、遠藤教授は「(展示の)高さやキャプションも子どもを意識した。子どもと一緒に楽しんで」と来場を呼び掛ける。

 両氏は2017年、共著として写真を中心に建築ミニチュアを紹介する「みんなの建築ミニチュア 子どもも大人も楽しめる 世界の建造物1000」(芸術新聞社)を出版している。

 開場時間は午前9時〜午後8時(土曜は同5時)。日曜祝日は休館。問い合わせは電話06(6203)0474、中之島図書館。