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町工場と大手 出会い創出 ものづくり活性化図る

2018年10月12日

 大阪商工会議所は11日、機械・金属加工を手掛ける府内中小企業の取引先開拓を支援する「ものづくり加工商談会」を、大阪市中央区の同商議所で開いた。大手・中堅企業が発注案件を用意し、中小企業が技術をアピールできる出会いの場を設け、ものづくり産業の活性化を図るのが狙い。町工場を対象に、受発注の商談会を開いたのは初めて。

真剣な表情でやりとりする参加者ら=11日、大阪市中央区の大商

 大商は、会員企業のうち機械・金属加工の中小・零細企業の廃業が進み、これまで培われてきた協業ネットワークが損なわれるのを懸念。町工場同士の新たな連携を促す「横請けネットワーク」の再構築に取り組んでいる。

 今回の商談会は、ネットワークが新たな取引先を開拓していけるように企画した。商談会では大手・中堅企業6社が、加工や資材調達といった約30の発注案件を用意。訪れた約40社の中小企業関係者は、自社の技術力などをアピールした。

 商談会について、製缶加工の案件を出していた日立造船の山元洋明部長は「新たな出会いを得られる」と期待。ものづくりの中小企業ネットワークを築いている「NKGW」(大阪市住之江区)の中川真吾社長は「多くの企業が、受注のチャンスを得られるのはありがたい」と歓迎していた。

 大商中小企業振興部の近藤博宣部長は「町工場が大手・中堅企業の技術パートナーになっていくきっかけになれば」と思いを込めていた。