連載・特集

あきない見聞録

「確かなスキンケア」提供

ピギーバックス
■代表者 大川明伸
■本 社 大阪市西区新町1−2−13新町ビル2F
■電 話 06(6532)5118
■URL http://www.piggybacks.co.jp
2011年12月27日

消費者目線で商品開発 「クチコミ」で広がる

消費者目線で開発したピギーバックスの化粧品

 2010年4月に設立したばかりの新進気鋭のコスメブランド。商品開発にはユーザーらによるファンサイトの意見を反映し、消費者目線の商品の評判が「クチコミ」で広がっている。

 大川社長は、化粧品メーカーで技術畑を歩み、基礎化粧品やヘアケアなどの商品開発を担当した。仕事を通じ、人は見た目のちょっとした変化でも大きく飛躍することや、印象が若々しくなると行動も生き生きとしてくることを肌身で感じ「人をポジティブにする商品づくり」を目指して43歳の時に独立した。

■現代女性の悩み

 18年間のメーカー勤務で培った知識や人脈を生かし、抜群の泡立ちとモチモチした粘りが特徴のマッサージ洗顔せっけん「フェイスソープLC」を自社ブランド商品第1弾として2010年8月に発売。仕事や育児に忙しく、寝る前にしか美容や健康の時間を持てない現代女性に「少ない時間で確かなスキンケア」を提供したい。そんな思いから日々の習慣の「洗顔」に、毎日は行えない「マッサージ」を付け加えた商品を開発した。

■ブログの力

 名前を知られていない会社が、名前の知られていない商品をどう売るか−。大川社長が重視したのはインターネットのブログツールだった。「企業がどうこう言うより、利用者の感想が一番の確かな情報、最大の広告と考えた」と商品開発と同時にファンサイトを立ち上げた。

 商品の感想を利用者のブログなどで発信してもらい、フェイスソープLCの特徴である粘りのある泡でソフトクリームやビールの泡をつくる「遊び」もネット上で展開した。現在では2500人いる“ファン”の消費者目線の情報発信が功を奏し、無名だったフェイスソープLCと第2弾商品のオールインワンスキンケア「クリームセラムLC」は、コスメ系最大手のクチコミサイトの40代部門でともに2位に入るヒット商品となった。

■本物の商品

 扱う商品はまだ三つだが「1、2個でも使い続けられるのが本物の商品。一目置かれる会社にはそれがある」と量より質で勝負する。大川社長は「社名、商品の認知度拡大を目指し、顧客の方とのコミュニケーションを強化して必要とされる、期待に応えられる商品を提供したい」と話していた。


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