
アドバイザー

流通 株式会社 整理収納アドバイザー
江原朋美さん
まずは家庭内で何の消費電力が大きいかを把握しましょう。
知っていましたか?
一般に消費電力が大きいのは、エアコン、冷蔵庫、給湯器、照明です。
お部屋環境編
ポイント:冷気の循環を早める
◎帰宅後は一度換気して、室内の熱気を逃がしましょう。
◎背の高い家具をエアコンの真下に置くと風が妨げられます。
エアコンより少し離れたところに設置し、家具同士に隙間を空けて空気の通り道を作りましょう。
ポイント:直射日光を遮る
◎家具に直射日光が当たると熱を持ったまま室温が下がりにくいので、なるべく避けて設置しましょう。
◎室外機の周りに物を置かないようにしましょう。
◎ベランダのコンクリートが熱を反射して室温が上がるので、反射熱を和らげるウッドシートや人工芝をひくのもおすすめです。
キッチン編
ポイント:ひと手間で消費電力ダウン
◎給湯器はこまめに電源を切りましょう。
◎鍋底の水滴を拭き取ってからコンロにかけましょう。これだけでもガス代を減らせます。
◎炊飯器は長時間の保温を避けましょう。
冷やご飯を電子レンジで温めた方が、消費電力は少ないです。また、保温による食中毒予防にも繋がります。
ポイント:冷蔵庫はゆとりを、冷凍庫は密に
◎冷蔵庫は物を詰め過ぎると、冷気の循環が滞り消費電力が上がります。
内容量は7割までを目安にしましょう。反対に、冷凍庫は密に詰めた方がよく冷えます。
ポイント:冷蔵庫は季節ごとに設定温度を見直す
◎食材の収納方法を工夫すれば「中」の強さでも十分冷やせます。
◎収納ケースを利用して整理整頓すればドアの開閉時間が減り、物を探す手間も省けてストレスフリーです。
収納ケースは側面に隙間が空いていると通気性がよく、より冷えやすいです。
ドレッシングや調味料などをまとめておくと、ケースごとテーブルに置けて便利ですよ。
上段は落下防止のため深めのものを、下段は見やすいように浅めなものがおすすめです。
お部屋全体編
ポイント:観葉植物を活用
葉っぱが水分を蒸発させるときに起きる気化熱現象で室内の温度上昇を抑える効果があります。
インテリアとしても活用できます。
ポイント:カーテンを変えてみる
カーテンロールは長さが調整できるので、日差しを遮りたいけど少し陽光を取り入れたいときに便利です。
遮光カーテも種類が豊富なのでご自宅に合ったものを探してみてください。
まとめ
ご自宅の状況に応じて取り入れやすいことから試してみましょう。
快適さを保ちつつ、長続きできる方法を取捨選択してみてくださいね。
【注意点】
ネット回線やテレビなどはコンセントを抜くことで設定がリセットされたり、再起動でより電力を食う家電もあるので気をつけましょう。