境港市が産地復活を目指して栽培に取り組む「伯州綿」の魅力をPRする看板が、同市芝町の営業代行業「ワークサポート」(寺本修一社長)の敷地にお目見えした。近くの保育園の散歩ルートにあり、園児たちが伯州綿や弓浜半島の生き物について学ぶことができる。
看板は地域を元気にしようと同社が設置。縦1・15メートル、横2・85メートルで、伯州綿のシャツを製造販売する仲里心平さん(40)=同市福定町=が描いた伯州綿の歴史や栽培工程などを説明するイラストがあしらわれている。
弓浜半島に生息するチョウやトンボ、テントウムシなどの昆虫やハマボウフウ、ハマヒルガオといった植物の計40種類が描かれたマグネットも用意され、看板に張り付けることができる。
10日にお披露目式があり、寺本社長が「地域のいいものを応援することで、次の世代が地域を支えてくれるきっかけになれば」とあいさつ。来賓の伊達憲太郎市長は「看板を通じて子どもたちの笑顔が増えるといい」と述べた。
近くの育成保育園、外江保育園の年長児6人も参加し、看板に昆虫や植物のマグネットを張って楽しんだ。