能登半島地震を受け、鳥取県内でも防災グッズの需要が高まっている。特に被災地で続く断水を懸念し簡易トイレなどを買い求める客が多く、品薄状態になる店も。各店舗は新たに特設コーナーを設けたり、災害に応じた商品を紹介するハンドブックを置いたりし、いざという事態に備えるよう求めている。
カインズFC鳥取店(鳥取市古海)では地震後、常設する防災グッズコーナーとは別に、急きょ出入り口付近にも特設コーナーを設けた。「能登半島地震発生の2~3日後あたりから防災グッズが継続して動いている」と売り場担当の川上徹さん(27)。
中でも、ウオータータンクや簡易トイレが売れ筋だ。簡易トイレや備蓄水は平年に比べて2~3倍、非常食は大幅な売り上げ増で、一部の非常用トイレや防災バッグは常に品薄状態。ブルーシートを被災地に送りたいとの声も多く寄せられているという。