境港の魚や水産業の知識を試す「第13回境港さかなの達人検定」が4日、境港市上道町の境港商工会議所で行われ、計27人が受検した。
境港の魚に関する基礎知識を学び、魚食普及や水産振興につなげようと、境港水産振興協会が2011年から毎年実施。今回は境港、米子両市をはじめ、松江、安来両市、福岡県の11~70歳が受検し、初級レベルの「達人」に25人、上級レベルの「スーパー達人」に2人が挑んだ。
達人の試験は、境港の代表的な漁業「巻き網漁業」の別名や境漁港で主に冬季に水揚げされる水産物など、同協会作成のテキスト「境のさかな」から出題。スーパー達人では「鹿尾菜(ひじき)」の漢字が表す水産物の読み方など、より専門的な知識を問う問題が出された。合否は今月中に郵送される。
初めて受検したという境港市芝町の訪問美容師、香川美岐さん(66)は「魚の名前を漢字にする問題など思ったより難しかった」と話した。